WWEの若手ブランドNXTの「VENGEANCE DAY」大会が2月15日、がワシントンDCで開催され、NXT北米女子タイトルマッチで挑戦者のステファニー・バッケルがファロン・ヘンリーに勝利し、王座を獲得した。
チリ出身のバッケルはメキシコで「ダークエンジェル」のリングネームでリングに上がり、日本でもスターダムなどのリングにも上がった。現在、NXTで共闘するジュリアとは日本でも僚友で、最大のライバルだった。NXTには昨年7月に加入した。
序盤はサブミッション合戦などふたりの力が拮抗する展開。ファロンの所属するユニット「フェイタル・インフルエンス」のジェイシー・ジェインとジャズミン・ニックスのレフェリーに隠れての介入もあり、バッケルは要所でチャンスをつぶされた。
それでも、自ら場外に降りて「フェイタル・インフルエンス」をまとめて、ダイブで撃破。リング内に戻り、決め技の「パッケージ・バックブレーカー(SVB)」でファロンをマットに沈めた。あえてカバーに行かずコーナートップに立ち、飛んで前方270度回転と横方向360度回転の超難度スプラッシュ「スパイラルタップ」でファロンから3カウントを奪い、完全決着をつけた。
多彩な技だけでなく、その美貌もあり、人気急上昇中のバッケル。WWE「ロイヤル・ランブル」にも初参戦し、RAW、SMACK DOWNへの昇格も近づいてきた。
まだ、PANINI社の「Select」「Flawless」と「instant」、TOPPS社では「TOPPS NOW」での登場だけにとどまっているが、ステファニー・バッケルの名前は憶えていてほしい。バッケルがトレーディングカードでも間もなくスーパースターになるのは間違いない。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のバブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。