WBCとIBFが3月10日までに、最新の世界ランキングを発表した。WBOアジアパシフィック・バンタム級王者の那須川天心(帝拳)はWBCで前回の3位から1位に浮上。IBFでは前回13位から4位に急上昇した。WBAとWBOでも2位につけており、主要4団体すべてで上位ランカーとなった。
天心は2月24日、有明アリーナで前WBOW世界バンタム級王者ジェーソン・モロニー(豪州)と対戦。10回、壮絶な打ち合いを繰り広げ3-0で判定勝ちし、ボクシング転向後6連勝を飾った。この勝利が世界ランキングアップに影響を与えた。
エポック社のオンデマンドカード「EPOCH-ONE」では、この大きな勝利をカード化。試合前日の計量から、試合後の勝ち名乗りまで全部で6種類。
天心が世界ランク1位となったWBCは、王者が中谷潤人(M・T)。2位が前WBC世界スーパーフライ級王者ファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)、3位に前WBA世界バンタム級王者・井上拓真(大橋)がランクされている。天心が4位となったIBFは、王者が西田凌佑(六島)。1、2位は空位で、3位にホセ・サラス・レイジェス(メキシコ)がいる。
現実味を帯びてきた世界挑戦。リング上でも、トレーディングカードでも天心の勢いは止まらない。
Cove(ライター)
元スポーツ紙ライター。国内外のコレクションアイテムを収集して30年あまり。バブルヘッドのコレクションが自慢で日本唯一のボブルヘッドライター(自称)。トレカはレギュラカードのコンプリと日本人メジャーが中心。